2020-11-03 十一月 気づくと金木犀の香りはもうしなくなった。花弁は川に流れるか、道端で踏み潰されていた。 金木犀の香りの香水をしていた君を思い出す。 冬にCKoneの香水をつけていた。 「冬は孤独でないと」 君の口癖がどこかで聞こえる。 今年も秋が終わり、冬の間がやって来ました。この時期は人肌恋しくなり試されているようです。 この虚無が好きです。 十一月になりました。貴方はなにをしていますか。